天井裏の足音、夜中に聞こえるのは何?
公開 2026年9月28日・やねうらしらべ編集部
こたえ
カサカサと小さく速いならネズミ、ドタドタと人が歩くように重いならハクビシンかアライグマ、日暮れと明け方にパタパタならコウモリです。音だけで決めきれないときは、フンの形と落ちている場所で確かめます。
3つ選ぶと、いちばん近い動物と今日してよいことが出ます
1つ選ぶごとに、ここに候補が出ます。わからない項目は飛ばしてかまいません。
音と時間帯で絞る早見表
天井裏に入りこむ動物は、体の重さと動く時間がそれぞれ違います。聞こえた音を、次の表に当てはめてみてください。
| 聞こえる音 | 時間帯 | 近い動物 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| カサカサ・カリカリと小さく速い。壁ぎわを行き来する | 日没後の数時間と夜明け前 | ネズミ(天井裏はクマネズミが多い) | 大阪府「ねずみの駆除について」 |
| トトトッと走り回る。ネズミより大きい | 主に夜(昼に動くこともある) | イタチ | 大阪府「イタチでお困りの方へ」(天井裏を走り回る苦情が多い) |
| ドタドタ・ドスンと重い。人が歩くよう | 夜 | ハクビシン・アライグマ(どちらも体重は数kg) | 東京都環境局 |
| パタパタという羽音、キーキーという高い声 | 日没ごろと明け方 | アブラコウモリ | 京都市衛生環境研究所 |
大阪府の資料によると、クマネズミは天井裏やダクトの上など高い所を好み、電線やロープを伝って移動します。活動がいちばん盛んなのは「日没後数時間と夜明け前」です。家が寝静まるころに音が大きく感じるのはこのためです。
ハクビシンとアライグマは、東京都環境局の案内でどちらも夜行性で、昼は屋根裏などで休みます。体重はハクビシンが2〜5.5kg、アライグマが3.5〜11kgあり、ネズミ(クマネズミで120〜200g)とは足音の重さがまったく違います。
毎晩ではなく、ときどき聞こえるときは
ハクビシンは、ねぐらを複数持って転々と移動します(板橋区・渋谷区の案内)。「何日か静かだったのに、また音がする」という聞こえ方は、ハクビシンに多いパターンです。音がやんでも、入り口が開いたままなら戻ってきます。
音だけで決めない:次に見る場所
音は天井裏で響くので、実際より大きく聞こえることがあります。正体をはっきりさせるのは、次の2つです。
- フン。落ちている場所と形で、ネズミ・コウモリ・ハクビシンを見分けられます。→ フンで見分ける
- 足あと。雨どいや外壁に泥の足あとがあれば、爪のあとで見分けます。武蔵野市の見分け方の資料では、アライグマは5本指で爪のあとがはっきり残り、ハクビシンは5本指で爪のあとが不明瞭です。
入り口の大きさも手がかりです。ハクビシンは8cm四方ほどのすき間(東京都環境局)、イタチは3cm足らずのすき間(大阪府)から入ります。
今夜できること
- 音がした場所と時刻をメモする。区の捕獲事業や業者に相談するとき、最初に聞かれます。
- 天井裏をのぞくなら、点検口から懐中電灯で見るだけにする。動物にもフンにも素手で触れないでください(渋谷区は寄生虫や人にうつる病気のおそれを案内しています)。
- 家の外にペットフードや生ごみを置いたままにしない。
正体の見当がついたら
- ハクビシン・アライグマ:東京23区なら、多くの区が箱わなを条件つきで設置してくれます。→ 23区の条件の一覧。そのうえで、入り口をふさぐ工事は自分で業者に頼むことになります。
- ネズミ:自分で駆除してかまいません。→ ネズミを自分で追い出す手順
- コウモリ:捕まえることはできませんが、出ていったあとにふさぐことはできます。→ コウモリを追い出す時期と手順
- わからない・複数いそう:見積もり無料の業者に現地で見てもらうのが早道です。→ 住まいの県で対応する業者
よくある質問
Q. 足音が人の足音のように大きいのですが、人がいる可能性は? A. 天井裏を歩くハクビシンやアライグマは体重が数kgあり、重い足音になります。夜だけ聞こえ、天井裏にフンやにおいがあれば動物です。
Q. 音がしなくなったら、もう大丈夫? A. ハクビシンは複数のねぐらを移動するので、しばらく静かでも戻ってくることがあります。入り口をふさぐまでは対策が終わっていません。
出典: 大阪府「ねずみの駆除について」「イタチでお困りの方へ」、東京都環境局「アライグマ・ハクビシンについて」、京都市衛生環境研究所「衛生動物だより No.59」、武蔵野市「ハクビシン、アライグマの見分け方」、板橋区・渋谷区の案内(2026年9月28日確認)